車中泊の吊り下げ二段ベッドは自作できる?固定方法と安全注意を実例で解説

車中泊の吊り下げ二段ベッドは自作できる?固定方法と安全注意を実例で解説

家族で寝たいけれど、車内の床だけでは足りないかも。

車中泊で家族分の寝床を考えると、床面だけではすぐに行き詰まりますよね。荷物も置きたい、子どもも横にしたい、でも車内は広がらないので、車中泊の二段ベッド吊り下げを調べたくなる気持ちはよく分かります。

私も最初は、マットを敷けば何とかなると思っていました。でもヴォクシー DBA-ZRR70Wの床置き分割ベッド作例で幅101cmや幅76cmの寝面を見たり、ノア(70系)で縦130cm×横110cmの土台を吊るした実例を読んだりして、床の使い方と上の空間を分けて考えるようになりました。数字を見ると夢が広がる一方で、吊るす場所や子どもの寝返りを考えると、簡単に真似するだけでは落ち着かないとも感じました。そこで気になったのが、吊り下げ式二段ベッドの基本構造と、耐荷重と落下防止の注意点です。

この記事では、ロープやワイヤーで吊るす考え方、固定金具とベルトの選び方、上段ベッドの採寸と仮組み、吊り下げ式の実例と二段化・床置きの参考寸法を分けて整理します。子ども用二段ベッドの配置例や、DIY材料と費用の目安も、実例の数値をもとに見ていきます。

この記事のポイント
  • 吊り下げ式は天井付近を使い下段を広げる車内レイアウト
  • ロープ式とフレーム式で揺れや分解しやすさに違い
  • 固定点は内装材だけに頼らず車種ごとの構造確認が軸
  • 子ども用は柵・寝返り・暑さまで見て仮組みする流れ
目次

車中泊の吊り下げ二段ベッドは構造と固定で決まる

  • 吊り下げ式二段ベッドの基本構造を車内でどう作るか
  • 吊り下げ式二段ベッドの基本構造はロープ式とフレーム式で違う
  • 上段ベッドの作り方は採寸と仮組みから始める
  • 耐荷重と落下防止の注意点はどこまで見るべきか
  • 固定金具とベルトの選び方は車体構造の確認から始める

吊り下げ式二段ベッドの基本構造を車内でどう作るか

吊り下げ式二段ベッドの基本構造を車内でどう作るか

床にマットを並べるだけで家族分の寝床が足りないとき、私がまず考えるのは「上の空間を寝床にできないか」です。吊り下げ式二段ベッドは、車の天井付近を使って就寝スペースを上下に分け、下段を荷物置きやくつろぎスペースとして使いやすくするレイアウトです。車内の床面を増やすというより、高さ方向を分けて使う発想に近いですね。

吊り下げ式は、上段を作るほど下段の使い方も同時に考える必要があります。

実例では、ロープやワイヤー、金具などでベッドフレームを天井付近に固定し、宙に浮かせて寝る場所を作る構造として説明されています。ここで大事なのは、板だけを用意して終わりにしないこと。固定点、吊り材、フレーム、寝る人の体重、寝返りまでまとめて見ると、作り方の見え方が変わります。

私は実例を見るとき、まず寸法から入ります。Diy-Lifeのヴォクシー用車中泊ベッド公式レシピでは、参考車両がトヨタ ヴォクシー DBA-ZRR70W(2009年式)で、床置きの分割ベッドとしてベッド1は幅101cm・奥行60cm・高さ54cm、ベッド2は幅76cm・奥行60cm・高さ54cmです。吊り下げ式の例ではありませんが、車内形状に合わせて寝面を分ける参考になります。

車中泊で吊り下げ式を考えるなら、最初に決めるのは「上段に誰が寝るか」と「下段に何を残すか」です。寝床を増やす目的だけで進めると、頭上の余裕や荷物の逃がし方を後で直すことになりがち。私なら、紙に車内の寝る位置を書いて、上段と下段の役割を分けてから採寸に入ります。

吊り下げ式二段ベッドの基本構造はロープ式とフレーム式で違う

吊り下げ式二段ベッドの基本構造はロープ式とフレーム式で違う

吊り下げ式二段ベッドは、支え方で使い心地が変わります。ロープ式・ワイヤー式と、骨組みフレーム式は分けて見ます。ジョイントも後の分解に関わるので、先に見ておくと作り直しを減らせます。

方式 特徴 注意点
ロープ式・ワイヤー式 軽量フレームをロープやワイヤーで吊り下げる 揺れやたわみが出やすく固定ポイントの強度確認が必要
骨組みフレーム式 アルミやスチールフレームで上段を作る 支え方は作例により異なり、加工や部材選びが増える
プラスチックジョイント 安価で専用接着液により固定する 接着後の分解が難しい
メタルジョイント 六角レンチで締め付けて固定する 高価だが分解・再組み立てしやすい

方式選びは、材料費だけでなく、後から直せるかまで含めて見ると迷いにくいです。

ロープ式・ワイヤー式は簡易的で調整しやすい一方、揺れやたわみが出やすく、固定ポイントの強度確認が必要とされています。私なら、初めての仮組みでは扱いやすさに助けられますが、寝る前に揺れ方を見ます。横に振れる感じが強いと、子どもを上段にする判断もしにくいです。

骨組みフレーム式は、アルミやスチールフレームを使って上段を作る考え方です。車体側をどう支えるかは作例により異なります。ただ、加工や部材選びが増えるので、手軽さだけで選ぶ感じではありません。

ジョイントも大事です。プラスチックジョイントは安価ですが、接着後の分解が難しいです。メタルジョイントは高価でも、六角レンチで分解・再組み立てしやすいです。初回は修正できる構造を優先して、車内での当たり方を見ながら詰めます。

上段ベッドの作り方は採寸と仮組みから始める

上段ベッドの作り方は採寸と仮組みから始める

上段ベッドを作るとき、私ならホームセンターで材料を買う前に、車内での採寸をかなり丁寧にします。上段を作ると、床の広さだけでなく、頭上、肩まわり、乗り降りの向きまで変わります。机の上で良さそうに見える寸法でも、実際に車内へ入れると窓や内装に当たることがあるんですよね。

特にイレクターパイプや木材を使う場合、最初から接着や本固定に進まないほうが落ち着いて確認できます。Diy-Lifeのヴォクシー用作例では、床置き分割ベッドの記録として、製作期間1日、難易度レベル3、概算材料費19,500円がイレクター部材のみとして記載されています。数字だけ見ると手が届きそうでも、車内で合わせる時間は別に見ておきたいところです。

1. 寝る人数と、上段に寝る人を先に決める

2. 床から天井までの余裕と、上段の高さを車内で測る

3. 板やフレームを仮置きし、肩幅と寝返りの余裕を見る

4. ロープや金具の位置を決め、車種ごとの構造や内装への影響を見る

5. ジョイントは仮固定で確認し、問題がなければ本固定へ進む

採寸、仮置き、荷重確認を分けると、作り直しの原因を見つけやすくなります。

私が気をつけるのは、寝られる寸法と安心して寝られる寸法は別という点です。プラスチックジョイントの接着は、最初に仮接着して間違いがないことを確認してから本接着する流れが紹介されています。接着後に分解しにくい部材を使うなら、車内に入れた状態で寝姿勢まで試してから進めるほうが安心です。上段ベッドの作り方は、材料を組む作業より、先に車内で無理がない形を探す作業だと考えています。

耐荷重と落下防止の注意点はどこまで見るべきか

耐荷重と落下防止の注意点はどこまで見るべきか

子どもを上段に寝かせるなら、耐荷重は何を見ればいい?

私なら、耐荷重を「板が折れないか」だけでは見ません。吊り下げ式では、寝る人の重さを受けるのは板だけでなく、固定点、ロープやワイヤー、カラビナ、アイボルト、フレーム全体です。作例内で余裕を持たせて考える説明はありますが、部材単体の数字だけで車体側の固定点や角度、劣化まで判断できるわけではありません。就寝時の荷重確認と、収納・移動時に部材が動かない固定確認は分けて見ます。

上段に寝かせる前に、固定点、吊り材、フレーム、柵を一つずつ分けて確認します。

固定ポイントは、内装材だけの場所を避ける考え方が基本ですが、天井の骨格や金属フレームに見える部分でも、本文だけで判断しないほうが安心です。車種ごとの車両資料や専門業者で、構造、配線、内装、エアバッグ、保証への影響を確認します。私なら、いきなり子どもを寝かせず、荷物を載せて沈み方やきしみを見て、次に大人が手で軽く揺らして吊り材の動きを確認します。

落下防止も同じくらい見ます。ハイエースの子ども用実例では、床板に1×4を6枚使い、横幅54cmで、転落防止のベッド柵も取り付けています。ノア(70系)の実例では、子ども3人と土台の合計70kgで使ったとの報告がありますが、一作例の車と作り方での記録です。車体側の固定点、吊る角度、部材の劣化まで含めた安全性を示す数字ではありません。あなたの車では、寝相、乗り降り口、柵の高さ、天井との近さを別に確認してください。子どもの安全に関わるため、最終的な判断は専門家にご相談ください。

数字だけで決めず、揺れ方と落ちにくさまで見るのが安心です。

固定金具とベルトの選び方は車体構造の確認から始める

固定金具とベルトの選び方は車体構造の確認から始める

固定金具とベルトを選ぶとき、安い部材で済ませたい気持ちは私にもあります。ただ、吊り下げ式二段ベッドでは、部材代を下げるほど後から調整しにくくなることがあります。特に上段を作る場合は、ベッド面より先に、どこへ力を逃がすかを見ます。金属部や骨格部分を候補にしたくなる場面でも、車種ごとの車両資料や専門業者で構造や配線、内装への影響を確認します。

金具選びは、固定できる場所と分解できるかを同時に見るのが現実的です。

基本材料としては、軽量木材またはアルミフレーム、ワイヤー・ロープ、カラビナ、アイボルト、固定金具などが挙げられています。固定ポイントは内装材のみの位置を避ける考え方が必要ですが、天井の骨格や金属フレームの位置は見た目だけでは判断しにくいです。配線やエアバッグ、保証への影響もあるため、車体側への加工や固定は車両資料や専門業者への確認を前提にします。

ベルトは、走行時の収納にも関わります。デリカD5の実例では、走行時にはフラットな棚になり、パイプはまとめて収納でき、100均の荷締めベルトで収納していると記載されています。寝るときだけでなく、走るときに部材が動かないことも車中泊では大事です。

ジョイントの選び方も忘れたくないところ。プラスチックジョイントは安価ですが、接着後の分解が難しいです。メタルジョイントは高価でも、六角レンチで分解・再組み立てしやすいです。私なら、初回ほど調整できる部材を多めに選び、車内で当たりや揺れを見てから固定を固めます。固定金具とベルトは、寝床を作る部品というより、使い続けるための調整部品として見たほうが失敗を減らせます。

車中泊の吊り下げ二段ベッドを家族向けに安全運用する

  • 車種別の二段ベッド実例で見るサイズ感
  • 子ども用二段ベッドの配置例は体格と寝返りで考える
  • DIY材料と費用の目安を決める手順
  • DIY材料と費用の目安は収納レイアウトまで含めて考える
  • 子ども用二段ベッドは上段に寝かせてもいい?
  • 耐荷重と落下防止の注意点は揺れ・きしみ・暑さにも広がる

車種別の二段ベッド実例で見るサイズ感

車種別の二段ベッド実例で見るサイズ感

車種別の実例を見ると、自分の車でどれくらいの上段が作れそうか想像しやすくなります。ただし、下の表には吊り下げ式に限らない二段化や床置きの参考寸法も含まれます。同じ車種だけでなく、車内幅や天井までの余裕が近い実例も見ると、寝返りや乗り降りの違いを考えやすくなります。

車種・実例 上段・寝面サイズ 補足
ヴォクシー DBA-ZRR70W 幅101cm×奥行60cm×高さ54cm/幅76cm×奥行60cm×高さ54cm Diy-Life公式作例。床置き分割ベッドの参考寸法
デリカD5 作例の記録では上段 長さ180cm×幅120cm 下段寸法は作り方により変わる
エブリイ 作例では一人当たり幅650〜700mm程度 横並びの最狭部620mmより広くなった記録
ノア(70系) 作例では土台 縦130cm×横110cm 半分に取り外せる吊り下げ土台
ハイエース 横幅54cm 子ども用。1×4を6枚使った床板

実例の寸法は、その車両と作り方での数字として見て、自分の車で採寸し直します。

表を見ると、ヴォクシー DBA-ZRR70Wの床置き分割ベッドのように寝面を分ける参考寸法もあれば、デリカD5の作例のように上段を長さ180cm・幅120cmで考える記録もあります。エブリイでは、横並びの最狭部620mmに対し、可変式二段ベッドでは650〜700mm程度になったと記載されています。

一方で、数値が大きければ良いわけではありません。ノア(70系)の作例では土台を縦130cm×横110cmにし、半分に取り外せるようにしています。ハイエースの子ども用実例では横幅54cmです。大人用か子ども用かを分け、車種別の二段ベッド例は、自分の車で採寸する前のものさしとして使うのが現実的です。

子ども用二段ベッドの配置例は体格と寝返りで考える

子ども用二段ベッドの配置例は体格と寝返りで考える

家族で車中泊をするなら、大人全員分の二段ベッドを作るより、子どもの寝床を上段に逃がすほうが考えやすい場面があります。私も実例を見るときは、「何人寝られるか」より先に、子どもが寝る高さ、柵の有無、顔まわりの余裕を見ます。上段を小さめにすると下段を大人や荷物に回しやすい場合もありますが、体格や寝返り、乗り降りのしやすさと一緒に判断します。

実例 子ども向けの使い方 安全・使い勝手の工夫
デリカD5 下段は子どもが寝る分には問題ないと説明 高さ30cmくらいで顔の部分は露出
ノア(70系) 子ども3人と土台の合計70kgで使用した一作例の記録 天井まで35cmほどあり寝返りもできると説明
ハイエース 110cmの子どもが横になるサイズ感 転落防止のベッド柵を凸型ステーに差し込む

子ども用は、寝られる長さよりも、落ちにくさと息苦しくない配置を先に見ます。

デリカD5の実例では、下段は子どもが寝る分には問題ないと説明され、高さ30cmくらいで顔の部分は露出する形です。ノア(70系)の実例では、子ども3人と土台の合計70kgで使ったとの報告があり、天井まで35cmほどあって寝返りもできると記載されています。ただ、70kgは一作例の記録で、車体側固定点や吊る角度、部材の状態まで含む安全性を示すものではありません。

ハイエースの実例では、110cmの子どもが横になる写真説明があり、転落防止のベッド柵を凸型ステーに差し込む作りです。私はここがかなり参考になると思いました。子ども用二段ベッドの配置例では、体格、寝返り、柵、乗り降りを合わせて見るほうが、車内全体を使いやすくなります。寝相が大きい子なら上段を避ける判断もありますし、柵を付けても乗り降り口が不安なら、まず昼間に寝返りの動きを見てから決めるのが安心です。

DIY材料と費用の目安を決める手順

DIY材料と費用の目安を決める手順

DIY材料と費用の目安は、ホームセンターへ行く前に一度書き出しておくと落ち着きます。私なら、木材で作るのか、イレクターパイプのような組立式にするのか、先に分けます。費用例は幅があり、木材で約8,000円、イレクターパイプで約15,000円、別の例では木材1〜1.5万円程度、組立式パイプ1.5〜2.5万円前後、イレクターパイプ全体で20,000円〜40,000円程度です。近い金額に見えても、木材だけ、組立式パイプ、イレクター部材のみ、マットや金具込みなど、含まれる範囲は作例により違うため、同じ条件にそろえて見直します。

1. 上段に寝る人と、下段に残す荷物の量を決める

2. 木材か組立式パイプかを選び、重さと調整しやすさを見る

3. 固定金具、ロープ、カラビナ、アイボルトを別枠で数える

4. 切断や接着が必要か、手持ち工具で足りるかを確認する

5. マットや収納用ベルトまで含めた費用にする

材料費はベッド本体だけでなく、固定、収納、寝心地まで含めて見ます。

木材は剛性が高く沈みにくい一方で重く、組立式パイプは軽量で調整しやすい一方で構造次第でたわみやズレが出ます。私なら、費用より先に作り直せるかを見ます。安くても分解しにくいと、車内で当たったときに直しにくいからです。

作業中に工具や部材を一時置きする場所が足りない場合は、折りたたみテーブルも道具整理用の候補になります。車内で使う前提に限らず、車外で部材を並べる場所が必要かどうかで判断します。

材料を買う日は、完成形よりも仮組みのしやすさを優先してください。切る、差し込む、外す、積む、この流れを想像しておくと、費用の目安が現実に近づきます。

DIY材料と費用の目安は収納レイアウトまで含めて考える

DIY材料と費用の目安は収納レイアウトまで含めて考える

吊り下げ二段ベッドの費用を考えるとき、私は「寝るときだけ」の金額で見ないようにしています。車中泊では、走行中は棚、就寝時はベッド、使わないときは分割収納という切り替えが必要です。ここを考えずに材料を選ぶと、寝る場所はできても、走る前に部材の置き場で困ります。

DIY材料は、寝床の強さだけでなく、走行時にどう片付くかまで含めて選びます。

デリカD5の実例では、材料はコンパネとイレクターパイプのみで、面倒なパイプのカットは無し、組み立ては工具不要でパイプを差し込むだけと説明されています。さらに走行時にはフラットな棚になり、パイプはまとめて収納でき、100均の荷締めベルトで収納していると記載されています。私はこの「ベッド以外の時間」の使い方がかなり大事だと思います。

ノア(70系)の実例では、土台サイズを縦130cm×横110cmとし、半分に取り外せるようにしています。大きい土台は寝るときに安定しやすくても、車内で動かすと急に扱いにくくなります。半分にできるだけで、積み下ろしや片付けの負担は変わりますね。

費用も、材料だけで比べると見落としが出ます。木材は剛性が高く沈みにくい一方で重く、組立式パイプは軽量で調整しやすい一方で、構造次第でたわみやズレが出ます。DIY材料と費用の目安は、収納レイアウト込みの予算として見るのが私の考え方です。作例によって金具やマット、収納用ベルトを含むかが違うため、材料のみの金額なのか、固定や寝心地まで含む金額なのかを分けて見直します。走る前に部材が動くなら固定用ベルトも要りますし、上段で寝心地が足りなければマットも必要です。最初の買い物で完結させようとせず、仮組み後に足す余白を残すと進めやすいです。

子ども用二段ベッドは上段に寝かせてもいい?

子ども用二段ベッドは上段に寝かせてもいい?

寝相が悪い子でも、上段に寝かせて大丈夫なのかな?

私なら、子ども用二段ベッドを上段にするかは、年齢や身長だけで決めません。寝相、夜中に起きる頻度、乗り降りの向き、柵の位置を見ます。ハイエースの子ども用実例では、取り外し式にし、農業用ハウスの骨組み用19mmパイプを使い、床板は1×4を6枚使っています。さらに、転落防止のベッド柵も取り付けています。

上段にするなら、寝る前の姿勢より、寝返り後の体の位置を見ます。

ノア(70系)の実例では、土台をハンモック用ロープで吊革に吊るし、子ども3人と土台の合計70kgで使ったと記載されています。70kgはその実例での使用記録で、ハンモック用ロープの500kgは部材単体の強度としての記録です。天井までの高さは35cmほど、制作費用は1.2万円〜1.5万円くらい、実質作業時間は3時間ほどという記録もあります。ただ、これらの数字だけでは、車体側固定点や角度、劣化まで含む判断材料にはなりません。

私が親目線で見るなら、柵と乗り降り口の安心感を先に確認します。上段が狭いほど転がりにくい面もありますが、窮屈すぎると寝返りで体をぶつけます。下段に暑さがこもる実例もあるので、上段だけでなく車内の空気の流れも見てください。子どもの安全に関わるため、最終的な判断は専門家にご相談ください。

迷うときは、昼間に寝返りと乗り降りを試してから判断してください。

耐荷重と落下防止の注意点は揺れ・きしみ・暑さにも広がる

耐荷重と落下防止の注意点は揺れ・きしみ・暑さにも広がる

一晩使ってみると、吊り下げ二段ベッドの注意点は耐荷重だけでは終わらないと感じます。私なら、寝る前の強度確認に加えて、朝起きたときの腰の感じ、天井の近さ、下段に熱がこもるかまで見ます。数字で問題がなさそうでも、揺れやきしみが続くと眠りにくいんですよね。

揺れ、きしみ、暑さは、完成後の実使用で出やすい不満として先に見ておきます。

エブリイの実例では、デメリットとして運転時の後方確認不良、作るのが大変、揺れが強い、上段から落下する危険性、下段に暑さが籠るなどが挙げられています。私はこの一覧を見ると、二段ベッドは寝床を増やすだけではなく、車内の見え方や空気の流れも変える装備だと感じます。走る前には、後方確認と部材の固定を別で見たいところです。

寝心地も軽く見ません。エブリイの実例では、35mmのスポンジでは翌朝に腰が痛くなり、100mmインフレーターマットで快眠できるようになった一方、合計135mmの座面厚では天井がかなり迫ると記載されています。マットを厚くすれば体は楽になりますが、上段では頭上の余裕が減ります。

吊り下げ式ベッドの仕上げとして、折りたたみマットやインフレーターマットは収納性が高く、上段でも使いやすいと説明されています。とはいえ、厚みと天井の近さはセットで確認したいです。私なら、最初の夜は短時間の仮眠にして、揺れ、きしみ、暑さ、腰の痛みをメモします。その後にマットや固定方法を直すほうが、家族で使う車中泊に近づきます。

よくある質問

車中泊の吊り下げ二段ベッドは初心者でも自作できますか?

実例ではイレクターパイプや木材を使った作例があります。ただし、固定点や耐荷重の確認が必要なので、最初は採寸と仮組みを分けて進めるのが安心です。

吊り下げ式二段ベッドの固定はどこに付ければいいですか?

内装材だけの場所は避ける考え方が基本ですが、固定先は見た目だけで決めないでください。車種ごとの車両資料や専門業者で、構造、配線、エアバッグ、保証への影響を確認します。

子どもを上段に寝かせるときの注意点は何ですか?

耐荷重だけでなく、寝返り、乗り降り口、転落防止柵、天井までの余裕を見ます。迷う場合は昼間に寝姿勢を試し、無理があれば下段にする判断もあります。

DIY材料と費用はどのくらい見ればいいですか?

作例によって、材料のみ、固定金具込み、マット込みなど含まれる範囲が違います。まず自分の見積もりを同じ条件にそろえ、仮組み後に足す部材も別枠で見てください。

吊り下げ二段ベッドで車中泊を広く使うためのまとめ

この記事のまとめです。

  • 吊り下げ式は天井付近を使い、下段を荷物置きやくつろぎに残す考え方
  • ロープ式は調整しやすい一方で、揺れやたわみと固定点の強度確認
  • フレーム式は作例により支え方が異なり、加工と部材選びが増える作り方
  • 固定点は本文だけで判断せず、車種ごとの構造や配線も確認
  • 耐荷重は就寝時の荷重確認と、収納・移動時の部材固定を分けて考える
  • ヴォクシー実例は床置き分割ベッドの参考寸法と19,500円のイレクター部材費
  • デリカD5は二段化の参考として上段180cm×120cmのサイズ感
  • ノア(70系)は一作例で縦130cm×横110cmの吊り下げ土台と分割収納
  • ハイエース子ども用は横幅54cmと転落防止柵を組み合わせた工夫
  • 木材と組立式パイプは、重さと調整しやすさを比べて選ぶ視点
  • 収納時の棚化、分割収納、荷締めベルトまで含めた材料選び
  • 完成後も揺れ・きしみ・暑さ・天井の近さを一晩ごとに再確認

車中泊の二段ベッド吊り下げは、床面だけでは足りない寝床を増やし、下段を荷物置きやくつろぎ場所として残しやすい方法です。ただ、上に寝床を作るほど、固定点、吊り材、フレーム、落下防止柵まで一つずつ見る必要があります。広く使える分、確認する場所も増えると考えておくと落ち着きます。

私なら、最初に車種別の実例で寸法感をつかみ、そのあと自分の車で採寸します。ヴォクシーは床置き分割ベッドの参考、デリカD5、エブリイ、ノア、ハイエースは二段化を考える参考になりますが、吊り下げ式の実例と参考寸法は分けて見ます。車内の高さ、寝る人の体格、荷物の置き場、乗り降りの向きに合わせて見直します。

費用は1万円台の個人実例から、イレクター部材のみ19,500円、さらに20,000円〜40,000円程度まで幅があります。含まれる材料が作例ごとに違うため、安さだけで決めず、分解しやすさ、走行時の収納、マットの厚み、固定用ベルトまで入れて考えると、後から困りにくいです。初回は余白を残して、仮組み後に足す前提でも良いと思います。

最後は、仮組み、荷重確認、柵、走行時収納の順に見てください。子どもを上段に寝かせるなら、寝返りと乗り降り口も昼間に試すと判断しやすくなります。完成したら終わりではなく、一晩使って揺れ、きしみ、暑さ、天井の近さを見直す。そこまで含めて、家族向けの車中泊に合う形へ少しずつ丁寧に近づけていきたいです。

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この記事を書いた人

車中泊のミカタを運営しているクルミです。車種ごとの寝やすさ、マットやベッドの選び方、目隠し・換気・暑さ寒さ対策、泊まる場所のルールやマナーを、初めての方にもわかりやすく整理しています。無理なく安全に、くるま旅を楽しむための準備を一緒に確認していきます。

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